ペアガラスの内側が白く曇る原因|拭いても取れないのはなぜ
拭いても取れない曇りは、ガラスとガラスの間で起きています。これは結露ではなく、ペアガラスの寿命のサインです。原因と対処をご説明します。
窓を拭いても、曇りが取れない。よく見ると、曇っているのはガラスの表面ではなく、2枚のガラスの内側——手の届かない場所。
これはペアガラス(複層ガラス)で起きる現象で、内部結露といいます。故障のサインです。
なぜ内側が曇るのか
ペアガラスは、2枚のガラスの間に乾燥した空気を封じ込め、周囲をシール材で密閉した構造です。この密閉が効いている間、中の空気は乾いたままなので曇りません。
ところが、シール材は年月とともに劣化します。10年から20年ほどで硬くなり、細かい隙間ができます。そこから湿った外気が入り込み、内部で冷やされて水滴になる。これが内部結露です。
一度こうなると、拭いても取れません。分解して洗うこともできません。構造上、開けられないためです。
曇りだけの問題ではありません
- 断熱性能が大きく落ちています — 空気層が働かなくなり、1枚ガラスに近い状態です
- 暖房費・冷房費が上がります — 気づかないうちに光熱費が増えています
- 結露やカビが増えます — 窓際の壁やカーテンにも影響が出ます
- ガラスの内側に水垢が残ります — 濡れと乾燥を繰り返し、跡が固着します
「見た目が気になるだけ」と後回しにされがちですが、実際には窓としての機能が失われている状態です。
対処は、ガラスの交換です
内部結露したペアガラスは、ユニットごと新しいものに入れ替えます。サッシはそのまま使えることがほとんどです。交換にあたって、いくつかの選択肢があります。
- 同等品に交換する — 今と同じ性能で、費用を抑える
- Low-E複層ガラスにする — 特殊な金属膜で、断熱・遮熱性能を上げる
同じ窓で同時期に施工したものは、他の窓も近い時期に内部結露を起こします。1か所だけ直すより、まとめて相談されるほうが結果的に費用を抑えられます。現地で他の窓の状態も確認します。
よくあるご質問
曇っているのは1か所だけですが、他も替えたほうがいいですか
必ずしも全部ではありません。ただし同じ時期に入れた同じ製品であれば、シール材の劣化も同じように進んでいます。うかがった際に全部の窓を確認し、すぐに必要なもの、しばらくもつもの、を分けてお伝えします。
サッシごと替える必要がありますか
多くの場合、ガラスだけの交換で済みます。ガラスマート!が承っているのはガラスの交換までで、サッシ本体の交換や調整は承っていません。サッシの歪みや金具の破損が原因と分かった場合は、その場で正直にお伝えします。
メーカー保証は使えますか
複層ガラスには10年程度のメーカー保証が付いていることがあります。新築時の書類をお持ちであれば、製造年とメーカーが分かります。ガラスの端に刻印がある場合もありますので、うかがった際に確認します。保証期間内であれば、その旨をお伝えします。
