何もしていないのに窓ガラスが割れた|割れ方でわかる3つの原因と見分け方

物が当たっていないのに割れたガラスは、熱割れ・さび割れ・強化ガラスの自然破損のどれかが多いものです。割れ方とガラスの種類での見分け方と、最初にすることをまとめました。

ひとことで言うと

物が当たっていないのに割れたガラスは、多くが「熱割れ」「さび割れ」「強化ガラスの自然破損」のどれかです。どれなのかは、割れ方とガラスの種類でおおよそ見分けられます。

「朝カーテンを開けたら、窓にヒビが入っていた」「何もぶつけていないのに、ガラスが割れている」。ガラスマート!には、こうしたご相談がよく届きます。

ボールが当たった、物を倒した、といった心当たりがないと、「誰かにいたずらされたのでは」と不安になる方もいらっしゃいます。けれども、ガラスは外から力が加わらなくても割れることがあります。このページでは、その代表的な3つの原因と見分け方、割れていたときに最初にすることをまとめました。

音もなく割れる原因は、主に3つ

外から物が当たって割れるときは、ふつう大きな音がします。一方、次の3つは、音に気づかないうちに割れていることが多いものです。

  • 熱割れ ― 日差しで温まったガラスの真ん中と、サッシに隠れて冷たいままの端との温度差で割れる
  • さび割れ ― 網入りガラスの切り口に出ている鉄の網がさびてふくらみ、ガラスの端を傷めて割れる
  • 強化ガラスの自然破損 ― 強化ガラスの表面の傷や、ごくまれに中に残った不純物がもとになって、突然全体が割れる

一般社団法人 板硝子協会の資料(「熱割れ」2026年1月版)でも、物が当たった割れは「大きな音」がするのが一般的で、熱割れは「いつの間にか割れている」のが特徴だと説明されています。

割れ方とガラスの種類で見分ける

見るところ 熱割れ さび割れ 強化ガラスの自然破損
割れたガラス どのガラスでも起きる。網入りガラスは特に起きやすい 網入りガラス・線入りガラスだけ 強化ガラスだけ
割れ方 サッシの中の端から、ガラス面にまっすぐ入ってから曲がったり枝分かれしたりする 端から入るヒビ。下の辺のまわりに多い 一瞬で全体が細かい粒になる
よくある場所 日の当たる窓。ガラスの内側に家具やカーテンが密着している窓 雨や結露の水がたまりやすい窓の下の辺。外に面した窓や手すり ドアや間仕切り、テーブルの天板、家具の扉など

どれにも当てはまらない割れ方もあります。はっきりしないときは、写真を送っていただければ現地対応のガラスマートスタッフが見て判断します。

ヒビが放射状に入り、テープで留められた網入りガラスの窓
窓の近くにカーテンや物が寄せてあった掃き出し窓。熱割れと判断した例です(この施工事例)

熱割れ:日の当たる窓で、端から割れる

ガラスは日差しを受けると温まります。けれども、サッシの枠に入っている端の部分は影になって冷たいままです。この温度差が大きくなりすぎると、ガラスの端に強い力がかかって割れます。これが熱割れです。

ガラスの内側にベッドや家具、段ボール箱などが密着していると、熱がこもって温度差が大きくなります。板硝子協会の資料では、ヒビが放射状に枝分かれしている熱割れは、ただ日が当たっただけでは起きにくく、家具などが密着していた場合に見られると説明されています。くわしくは熱割れの原因と防ぎ方をご覧ください。

さび割れ:網入りガラスの下の端から割れる

網入りガラスの中の網は鉄でできています。ガラスを切ると、切り口には鉄の網の断面が出ます。ここに雨や結露の水が入り込むと、鉄がさびて体積が増え、ガラスの端に細かな傷ができて弱くなります。そこから割れるのがさび割れです。

さびで弱くなった端は、熱割れも起きやすくなります。網入りガラスの窓で、下の端から入ったヒビを見つけたら、さび割れを疑ってください。くわしくは網入りガラスのさび割れで説明しています。

強化ガラスの自然破損:全体が一瞬で粒になる

強化ガラスは、普通のガラスより割れにくく、割れても細かい粒になるので大きなけがをしにくいガラスです。ただ、ガラスメーカーの日本板硝子は、ごくまれに外から力が加わっていない状態で割れることがあり、これを「自然破損」と呼ぶと説明しています。

強化ガラスが割れると、全体が一瞬で粒になり、枠から粒のかたまりが落ちてくることがあります。強化ガラスが突然割れたときの対処もあわせてご覧ください。

割れていたら、最初にすること

  1. 近づかない・触らない。 ヒビの入ったガラスは、窓の開け閉めや風で急に割れ落ちることがあります。お子さまやペットを近づけないでください。
  2. 写真を撮る。 割れ方の全体と、ヒビが始まっている端のあたりを撮っておくと、原因の判断にも、保険の相談にも役立ちます。
  3. 窓の開け閉めを控える。 ヒビが伸びる原因になります。どうしても必要なら、ゆっくり動かしてください。
  4. ヒビの上から養生テープを貼る。 破片が落ちるのを一時的に防げます。セロハンテープは、はがすときにガラスを引っ張るので避けてください。

運営会社の代表 髙木が、割れたときの最低限の対処を動画で実演しています。まず手袋などで体を守る。窓に残ったガラスは無理に外さず、テープで押さえる。開いた所は段ボールでふさぐ。床の破片は大きいものから拾ってまとめ、ほうきで集めたあと、細かい破片は最後に掃除機で吸い取る。この順番です。

窓ガラスが割れたらどうする?最低限の対処法(約9分)

動画でも話しているとおり、割れたガラスはそのまま家庭ごみに出さないでください。収集の方がけがをするおそれがあります。破片が落ちてしまったときの片づけ方は、窓ガラスが割れたときの応急処置にもまとめています。

賃貸やマンションで割れていたら

賃貸住宅の場合は、先に管理会社さんか大家さんに連絡してください。窓ガラスは建物の設備なので、修理の手配や費用の負担を管理する側で決めることが多いからです。熱割れやさび割れのように、住んでいる方の不注意とはいえない割れ方もあります。撮っておいた写真を見せると、話が早く進みます。

分譲マンションでは、窓ガラスが共用部分として扱われ、管理組合の決まりに従って交換することがあります。まず管理会社さんに確認してください。

同じ割れ方を繰り返さないために

割れた原因が分かれば、交換のときにガラスを選び直すことができます。

  • 熱割れを繰り返す窓は、窓ぎわの物の置き方を見直すほか、割れにくいガラスへの交換も考えられます
  • さび割れの網入りガラスは、切り口にさび止めをして入れ直します。防火の決まりがある窓では、網の入っていない耐熱強化ガラスという選び方もあります
  • けがが心配な場所は、割れても破片が飛び散りにくい合わせガラスが向いています

どのガラスが向いているかは、窓の場所や防火の決まりによって変わります。現地で窓を見て、ご説明します。ガラスの種類はガラス辞典でも調べられます。

よくあるご質問

誰かにいたずらで割られたのでしょうか

物が当たった割れ方は、当たった所を中心に広がることが多いものです。端から線のように入ったヒビは、熱割れやさび割れのことがよくあります。写真を見れば、どちらに近いかをお伝えできます。

ヒビだけなら、しばらくそのままでも大丈夫ですか

ヒビは、日差しの温度変化や窓の開け閉めで少しずつ伸びていきます。網入りガラスは割れても破片が落ちにくいガラスですが、ヒビの入った所からさびが進むこともあります。早めの交換をおすすめします。ヒビを放置してよいかもご覧ください。

火災保険は使えますか

割れた原因と、ご契約の内容によって変わります。保険会社か代理店に確認してください。割れた状態の写真と、交換のお見積書が必要になることが多いので、写真は片づける前に撮っておいてください。お見積書はご用意します。

ガラスマート!は、お住まいの近くの現地対応のガラスマートスタッフがうかがいます。割れたガラスの写真をLINEで送っていただければ、割れ方を見て、ガラスの種類と交換の進め方をご案内します。窓ガラスの交換のページもあわせてご覧ください。

まずはお気軽にご相談ください

全国35社の加盟店ネットワーク。お住まいの地域の加盟店がうかがいます。

かんたん
見積り
お問い
合わせ
電話する LINE見積り メール